特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
A 生殖内分泌
2 無月経
北原 慈和
1
,
岩瀬 明
2
1群馬大学医学部附属病院周産母子センター
2群馬大学医学部附属病院産婦人科
pp.105-110
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000640
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薬剤選択のポイント
第1度無月経の場合,Holmstrom療法として黄体ホルモン製剤を処方する.その際,たとえば「毎月10日から12日間内服」等のように処方すると,患者のアドヒアランス向上につながる.
第2度無月経の場合,エストロゲン・プロゲスチン療法(Kaufmann療法)として,エストロゲン製剤と黄体ホルモン製剤を処方する.元々のKaufmann療法は,エストロゲン製剤10日間+エストロゲン製剤・黄体ホルモン製剤11日間+休薬7日間等であるが,患者のアドヒアランス向上のためには,処方の工夫が必要となることもある.
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