特集 思春期を再考する
思春期の月経異常―無月経―
甲村 弘子
1
1こうむら女性クリニック院長
キーワード:
初経遅延
,
原発性無月経
,
続発性無月経
,
染色体検査
,
エストロゲン−プロゲスチン療法
Keyword:
初経遅延
,
原発性無月経
,
続発性無月経
,
染色体検査
,
エストロゲン−プロゲスチン療法
pp.23-29
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.27.03_0023-0029
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原発性無月経の原因は多岐にわたり,疾患によっては将来的に妊孕性の望めないものがあり,また性・セクシュアリティに関わる重要な要素をもつものも含まれる。したがって診断が確定したら今後の治療方針や妊孕性についての説明を十分に時間をかけて行う必要がある。一方,続発性無月経の誘因としては,体重減少によるものが最も多く,神経性やせ症では専門医との連携を要する場合がある。近年アスリートの月経異常も注目を集めている。多囊胞性卵巣症候群は頻度の高い疾患でさまざまな月経周期の異常を呈する。「KEY WORDS」初経遅延,原発性無月経,続発性無月経,染色体検査,エストロゲン−プロゲスチン療法
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