今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
思春期のレディース・クリニック
月経不順と無月経
清水 靖
1
,
福田 淳
1
,
田中 俊誠
1
1秋田大学医学部産科婦人科
pp.1996-1998
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908470
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ポイント
▶思春期の月経異常の多くは,性成熟完成過程での一時的な無月経が多い.
▶月経異常で不正出血が続き貧血をきたしたり,血液疾患が発見されることもある.
▶続発性無月経の誘因(体重減少,神経性食欲不振症,ストレス)がある場合,無月経は重症であることが多い.
▶原発性無月経は性分化異常であることが多く,満16歳になっても初経の発来をみない場合,精査を行う.
▶思春期の月経不順や無月経の治療には,Holmstrom療法やKaufmann療法などのステロイド補充が主治療となる.
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