特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
A 生殖内分泌
3 異常子宮出血
石川 博士
1
1千葉大学大学院医学研究院産婦人科学
pp.111-117
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000641
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薬剤選択のポイント
異常子宮出血(Abnormal uterine bleeding:AUB)の原因をPALM-COEIN分類にしたがって類推し,原因ごとに適切な薬剤を選択する.
性成熟期から周閉経期のAUB-O(排卵障害),AUB-E(子宮内膜機能異常)に対しプロゲスチン(+エストロゲン)を投与する.思春期から30歳代のAUB-Oにはプロゲスチン製剤に加え低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(low dose estrogen progestin:LEP)も考慮される.
急性のAUB-Eに対しては,エストロゲンとプロゲスチンを同時に投与し,トラネキサム酸を併用する.
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