特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第4章 女性医学
19.フレイルとロコモ
小川 純人
1
1東京大学大学院医学系研究科老年病学
pp.434-439
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000207
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加齢に伴う機能変化や予備能力の低下によって健康障害リスクを有する状態はフレイルと理解され,ロコモとならんで要介護状態への移行やquality of life(QOL)・activities of daily living(ADL)に及ぼす影響が大きい.フレイルの発症や進展に性ホルモンやビタミンDをはじめとするホルモンレベルの低下が関与する可能性が指摘され,またロコモとフレイルの間の共通性や両者に対する一体的アプローチもフレイル・ロコモの予防・改善に効果的であると期待される.
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