特集 フレイルとその予防対策
フレイルの基礎知識 フレイルとロコモ・サルコペニア
吉村 典子
1
1東京大学医学部附属病院22世紀医療センター ロコモ予防学講座
キーワード:
発生率
,
有病率
,
筋肉減少症
,
フレイル
,
ロコモティブシンドローム
Keyword:
Frailty
,
Prevalence
,
Incidence
,
Sarcopenia
pp.305-311
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020187172
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<Headline>1 地域住民コホートの追跡調査より、60歳以上におけるフレイルの有病率は5.6%(男性3.8%、女性6.6%)、累積発生率は1.2%/年(男性0.8%/年、女性1.3%/年)と推定された。2 同集団におけるサルコペニアの有病率は8.2%(男性8.5%、女性8.0%)、累積発生率は2.0%/年(男性2.2%/年、女性1.9%/年)であった。3 フレイル、サルコペニアとロコモ度1、2との合併状況をみたところ、ロコモ度1に該当する人はほぼすべてフレイル、サルコペニアに該当していることがわかった。
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