Japanese
English
特集 ロコモの現状と今後の展望
ロコモ度テストとロコモ年齢
Locomotive syndrome risk test and locomo-age
石橋 英明
1,2
Hideaki ISHIBASHI
1,2
1医療法人社団愛友会伊奈病院
2ロコモ チャレンジ!推進協議会委員
キーワード:
Locomotive syndrome
,
Locomotive syndrome risk test
,
Locomo-age
Keyword:
Locomotive syndrome
,
Locomotive syndrome risk test
,
Locomo-age
pp.825-831
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002614
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要旨:健康寿命の延伸や介護予防を目的とするロコモティブシンドロームの概念は,運動器の脆弱化を早期に察知して早期に対策を講じることにより運動器の健康を維持・改善することを主眼としている。ロコモ度テストはロコモを早期に察知したり,進行を把握したり,対策による改善度を評価するために有用である。このテストは,立ち上がりテスト,2ステップテスト,ロコモ25の3テストからなり,各テストにロコモ度1,2,3の判定基準が設定されている。最近,このロコモ度と要介護移行や死亡,骨折のリスクとの関係を示す前向き研究が報告された。また,ロコモ度テストの大規模調査「ロコモ度テスト10000人調査」が実施されたことで,各テストの測定値の年代別分布やロコモの該当率が示された。さらに,この調査のデータを用いてロコモの程度を年齢で示す「ロコモ年齢」が開発され,スマートフォンのアプリとして実装することができる。
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