特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第3章 生殖内分泌
16.卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
伊藤 歩
1
,
米山 雅人
1
,
片桐 由起子
1
1東邦大学医学部産科婦人科学講座
pp.303-307
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000180
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卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は,不妊治療における過排卵刺激やFSH受容体の変異などを原因として発症し,血栓症や卵巣茎捻転,急性腎不全など生命を脅かす重篤な合併症を引き起こす疾患である.病態の主体は多数の卵胞発育と血管透過性亢進であり,これらにより様々な症状を引き起こす.
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