特集 卵巣Up to Date
卵巣過剰刺激症候群
黄 海鵬
1
,
高井 泰
1埼玉医科大学総合医療センター 産婦人科
キーワード:
危険因子
,
重症度指標
,
卵巣過剰刺激症候群
,
Letrozole
,
腹腔内圧上昇
Keyword:
Severity of Illness Index
,
Ovarian Hyperstimulation Syndrome
,
Letrozole
,
Risk Factors
,
Intra-Abdominal Hypertension
pp.970-977
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278885
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卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は排卵誘発剤により発症する医原性疾患である。卵巣腫大、腹水および胸水の貯留、血液濃縮などを呈し、血栓塞栓症や多臓器不全などにより危機的状態に陥る可能性もある。排卵誘発にあたっては、OHSSのリスク因子に注意し、必要に応じて種々の予防策を講じることが必要である。OHSSを完全に予防することは困難であるため、発症したOHSSが重症化しないように、診断・管理・治療を適切に行うことが重要である。
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