増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第3章 生殖補助医療の調節卵巣刺激
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)回避の最近の考え方
北原 慈和
1
,
岩瀬 明
2
1群馬大学医学部附属病院周産母子センター
2群馬大学大学院医学系研究科産科婦人科学
pp.136-139
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210655
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▶卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスク因子を理解することにより,発症予防を行うことが重要である.
▶OHSS発症リスクが高い場合,トリガーの種類にも注意を払うべきである.
▶妊娠成立がOHSSの増悪因子となるため,OHSSのリスクが高い場合は全胚凍結を考慮するべきである.
▶OHSS発症リスクが高い場合,薬剤を用いた予防法も行われるようになってきている.ただし,適応外使用の薬剤も含まれているため,注意が必要である.
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