今月の臨床 初期治療60分—婦人科救急
婦人科救急疾患の治療
4.卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
石塚 文平
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科
pp.1532-1535
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902765
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体外受精などの補助的生殖技術(assisted repro—ductive technology)の普及とともに,controlledovarian stimulationが高頻度に行われるようになり,それに伴って最も重大な副作用である卵巣過剰刺激症候群(ovarian hyperstimulation syn—drome:OHSS)の発生頻度が増し,臨床的に重大な問題となりつつある.
本稿で取り扱う救急治療の対象となる重症例はOHSSのごく一部であるが,それに適切に対応できることが生殖医学の専門家の条件と言える.
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