特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第2章 腫 瘍
4.子宮体がん
中山 健太郎
1
,
山下 瞳
1
,
京 哲
1
1島根大学医学部産科婦人科
pp.174-176
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000156
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子宮体癌は2つのTypeに分類すると病態が理解しやすい1).Type Iはエストロゲン依存性で高分化な類内膜癌で予後良好である.Type IIはエストロゲン非依存性で漿液性癌,癌肉腫等で予後不良である.近年,子宮体癌治療のブレークスルーとして,高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-high)の再発子宮体癌に免疫チェックポイント阻害薬(ペムブロリズマブ)の使用が可能となった.さらに昨年,再発子宮体癌に対してペムブロリズマブとマルチキナーゼ阻害剤(レンバチニブ)の併用も保険適用となった.
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