特集 変わる婦人科がん薬物治療-免疫チェックポイント阻害薬・PARP阻害薬を中心に-
分子標的治療薬の位置づけ 子宮体がん
中山 健太郎
1
,
山下 瞳
,
京 哲
1島根大学 医学部産婦人科
キーワード:
子宮内膜腫瘍
,
腫瘍再発
,
臨床試験
,
マイクロサテライト不安定性
,
分子標的治療
,
免疫チェックポイント阻害剤
Keyword:
Clinical Trials as Topic
,
Endometrial Neoplasms
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Immune Checkpoint Inhibitors
,
Microsatellite Instability
,
Molecular Targeted Therapy
pp.1309-1312
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022027104
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近年世界的に、子宮体癌の発生率が増加している。早期子宮体癌の予後は良好であるが、進行、再発子宮体癌に対する治療法は限られており、その予後は改善されていない。高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)の頻度が高い子宮体癌では免疫チェックポイント阻害薬の有効性が期待される。本稿ではMSI-Highの再発固形癌に対して保険適用となった免疫チェックポイント阻害薬、およびその他の分子標的治療薬を用いた子宮体癌治療の現状と展望について概説する。
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