特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第1章 周産期
C.分 娩
2.微弱陣痛,過強陣痛/頻収縮
葛西 路
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター
pp.120-125
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000145
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Point
正常分娩経過の理解が進み,日本周産期・新生児医学会周産期委員会より自然分娩曲線が提唱された.子宮口5~6cm開大までの分娩進行は緩徐であることを理解する.分娩進行が遅延している場合はその原因を検索し微弱陣痛であれば介入する.陣痛促進中に頻収縮や胎児機能不全を認めた場合は即時に子宮収縮薬を中止/減量する.微弱陣痛による分娩第2期遷延に対し器械分娩を施行する場合は要約を満たしていることを確認する.
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