COPDの在宅医療

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・慢性呼吸器疾患で在宅医療を受ける患者は，「災害時の対応」「増悪の予防・対処」「日常生活の工夫と息切れの管理」などについて医療者からの指導を希望している．

・慢性閉塞性肺疾患（COPD）患者の日常生活の指導には，まず口すぼめ呼吸を教え，動作と呼吸の同調を訓練し，家事なども含めた身体活動量を増やしていく取り組みが重要である．

・在宅酸素療法（HOT），非侵襲的陽圧換気療法（NPPV），高流量鼻カニュラ（HFNC）酸素療法などの使用には，担当業者だけに任せずに多職種・多施設間の連携で対応する．

・NPPV，HFNC酸素療法それぞれの特徴を踏まえ活用することで，終末期医療にも対応は可能だが，個々の患者・家族の希望に沿った方法を選択する必要がある．