特集 これでわかる高齢者COPD診療
併存疾患から考えるCOPD
呼吸器感染症から考えるCOPD
山口 泰弘
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター呼吸器内科
キーワード:
肺炎
,
誤嚥
,
ワクチン
,
ステロイド
,
マクロライド
Keyword:
肺炎
,
誤嚥
,
ワクチン
,
ステロイド
,
マクロライド
pp.1492-1496
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001054
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Headline
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,呼吸器感染症の強いリスク因子である.ひとたび呼吸器感染症を合併すると,しばしばCOPD増悪が惹起され,治療を困難にさせる.
・COPDは高齢者に多い疾患であり,誤嚥のリスク因子でもある.肺炎を繰り返しながらサルコペニアや嚥下障害が進行する負のサイクルで病状が悪化することも多い.
・成人におけるワクチン療法の進歩は,COPD患者にとって大きな恩恵である.これらのワクチンの情報をCOPD患者に届けることも医師に課せられた大切な役割である.
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