特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
閉塞性睡眠時無呼吸症候群
西島 嗣生
1
,
山口 貴之
1
,
細川 敬輔
1
1岩手医科大学医学部睡眠医療学科
キーワード:
閉塞性睡眠時無呼吸症候群
,
CPAP療法
,
apnea hypopnea index
,
respiratory event index
Keyword:
閉塞性睡眠時無呼吸症候群
,
CPAP療法
,
apnea hypopnea index
,
respiratory event index
pp.217-224
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000055
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Headline
1 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を実施する前に,結果的にPMスクリーニング機器で睡眠中無呼吸発作が明らかに存在することを示す必要がある.
2 Type 3 Portable Monitorでのスクリーニング検査では,呼吸イベント指数(REI)は無呼吸低呼吸指数(AHI)と比較して過小評価される傾向がある.
3 日本の保険制度では,AHIが1時間に20回以上,Type 3 PM検査でのREIが40回以上を基準としている.
4 AHIは総睡眠時間に対する無呼吸低呼吸回数から求めた1時間あたりの値であり,REMおよびnon-REM期のどちらかのAHIが20回以上あれば持続気道陽圧(CPAP)療法の適応になるという意味ではない.総睡眠時間に対する無呼吸低呼吸回数から1時間あたりの無呼吸低呼吸指数である.
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