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今月の特集 肥満と健康障害
肥満と健康障害
閉塞性無呼吸症候群・肥満低換気症候群
Obstructive sleep apnea syndrome/Obesity hypoventilation syndrome
加隈 哲也
1
1大分大学医学部看護学科基盤看護学講座健康科学領域
キーワード:
高度肥満症
,
閉塞性睡眠時無呼吸症候群
,
OSAS
,
無呼吸低呼吸指数
,
AHI
,
持続気道陽圧
,
CPAP
Keyword:
高度肥満症
,
閉塞性睡眠時無呼吸症候群
,
OSAS
,
無呼吸低呼吸指数
,
AHI
,
持続気道陽圧
,
CPAP
pp.624-628
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203621
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Point
●成人の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)発症の最大の要因は肥満であり,肥満の進行により,OSAは急激に重症化する.
●閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)では肥満を伴うことが多く,家人から睡眠中のいびきや呼吸停止を指摘される.日中の過度な眠気を催す高度肥満者においてはOSASの合併を疑うことが重要である.
●OSASの標準治療は持続気道陽圧(CPAP)呼吸である.一方,肥満を伴う患者においては,減量は有効な治療なので積極的に行う必要がある.
●肥満低換気症候群(OHS)が高度肥満を伴いOSASを高頻度に合併する.肺高血圧症や不整脈を発症する頻度が高く,突然死のリスクが高いので見逃さないように注意する.
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