特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
慢性閉塞性肺疾患
茂木 孝
1
1臨床呼吸器疾患研究所呼吸ケアクリニック東京
キーワード:
スパイロメトリー
,
肺癌
,
心血管障害
,
骨粗鬆症
,
骨格筋機能障害
Keyword:
スパイロメトリー
,
肺癌
,
心血管障害
,
骨粗鬆症
,
骨格筋機能障害
pp.225-228
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000056
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Headline
1 スパイロメトリーは診断時だけでなく,その後も治療状況の把握のため定期的に検査が必要である.これにより治療内容の修正,診断の再確認などに有用である.
2 COPDの併存症・合併症はごく一般的に認められ,予後にも関連するため経過中積極的に検索する必要がある.特に肺癌,心血管障害,サルコペニアなどに注意する.
3 胸部CT検査は肺内だけではなく,心血管系,頸部~上腹部の臓器もくまなく評価する.COPD患者では,肺癌スクリーニングの目的に年1回のCT検査が推奨される.
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