特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
慢性腎臓病
角谷 裕之
1
,
柏原 直樹
1
1川崎医科大学腎臓・高血圧内科学
キーワード:
蛋白尿
,
eGFR
,
心血管疾患
,
病診連携
Keyword:
蛋白尿
,
eGFR
,
心血管疾患
,
病診連携
pp.209-215
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000054
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
1 慢性腎臓病(CKD)患者の外来管理で重要なことは,CKDの進行を遅らせることと心血管疾患(CVD)発症を防ぐことである.
2 CKDステージが進むにつれてCVD発症リスクが高くなるため,定期的な尿検査,腎機能評価に加えてCVDイベントを予測するための検査の実施が必要である.
3 高度の蛋白尿(尿蛋白/クレアチニン比0.5g/gCr,または2+以上),蛋白尿と血尿がともに陽性(1+以上),eGFR(推定糸球体濾過量)が50mL/分/1.73m2未満の場合には腎臓専門医への紹介が必要である.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.