特集 一般内科医に役立つ抗リウマチ薬の最新知識
各治療薬の使い方 IL-6阻害薬(関節リウマチ)
脇谷 理沙
1
,
土橋 浩章
1香川大学医学部附属病院 膠原病・リウマチ内科
キーワード:
Interleukin-6
,
関節リウマチ
,
診療ガイドライン
,
Adalimumab
,
Tocilizumab
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Interleukin-6
,
Adalimumab
,
Practice Guidelines as Topic
,
Tocilizumab
pp.1671-1675
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022056271
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<Headline>1 インターロイキン-6(IL-6)は炎症や免疫の活性化に重要なサイトカインであり、関節リウマチの病態において主要な役割の1つを担う。2 IL-6阻害薬は腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬と同様に臨床症状の改善と関節破壊の進行抑制の効果が大規模臨床試験で証明されている。3 メトトレキサート(MTX)併用、非併用にかかわらず高い有効性が示されているのが特徴である。4 安全性は他の生物学的製剤と同様であるが、感染症の際に症状とCRPのマスキングに注意が必要である。
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