いま知っておきたい! 内科最新トピックス
関節リウマチの最新治療戦略 生物学的製剤から低分子標的薬まで
山岡 邦宏
1
,
竹内 勤
1慶応義塾大学 医学部内科学教室リウマチ内科
キーワード:
関節リウマチ
,
モノクローナル抗体
,
生物学的製剤
,
Rituximab
,
Abatacept
,
Adalimumab
,
Tocilizumab
,
腫瘍壊死因子アルファ
,
分子標的治療
,
Tofacitinib
,
Secukinumab
,
Mavrilimumab
,
Baricitinib
,
Ixekizumab
Keyword:
Adalimumab
,
Abatacept
,
Rituximab
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Antibodies, Monoclonal
,
Biological Products
,
Tumor Necrosis Factor-alpha
,
Molecular Targeted Therapy
,
Baricitinib
,
Tofacitinib
,
Tocilizumab
,
Ixekizumab
,
Secukinumab
,
Mavrilimumab
pp.951-954
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016044807
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
関節リウマチ(RA)の治療はTNF阻害薬を中心とした生物学的製剤により飛躍的に発展し,今後は疾患制御後の投薬減量が課題である.一方,IL-17などの新たなサイトカインを標的とした生物学的製剤の治験は効果が証明されなかったものが多い.しかし,単球系細胞を標的とする抗GM-CSF受容体抗体や複数のサイトカインを阻害可能なキナーゼ阻害薬など,これまでとは異なる作用機序を有する薬剤で生物学的製剤と類似した効果がみられている.今後は,新たな作用機序を有する薬剤の適応症例と治療ストラテジーの構築が重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015