内科医が診る関節リウマチ State of Art
関節リウマチの治療薬の適応と禁忌、使い方 IL-6阻害療法診療ガイドライン
西本 憲弘
1
1和歌山県立医科大学 免疫制御学講座
キーワード:
関節リウマチ
,
投薬計画
,
肺炎
,
診療ガイドライン
,
禁忌(治療)
,
Tocilizumab
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Drug Administration Schedule
,
Pneumonia
,
Practice Guidelines as Topic
,
Tocilizumab
pp.669-673
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009143422
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tocilizumabは、遺伝子組換えヒト化抗ヒトインターロイキン(IL)-6受容体抗体であり、IL-6の作用を阻害する。関節リウマチ(RA)、全身型ならびに多関節型の若年性特発性関節炎(JIA)の治療薬として、世界に先駆けて2008年4月に承認された。臨床試験における安全性情報は限られており、現在、市販後全例調査が行われている。日本リウマチ学会では、tocilizumabの適正使用、副作用の予防・早期発見のための対策として、RAに対するtocilizumab使用ガイドラインを作成した。このガイドライン、ならびに添付文書におけるtocilizumabの適応と禁忌など、主な項目について解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2009