関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《治療薬のPros&Cons》 生物学的製剤
秋山 雄次
1
,
三村 俊英
1埼玉医科大学 リウマチ膠原病科
キーワード:
関節リウマチ
,
感染
,
生物学的製剤
,
Etanercept
,
Infliximab
,
Abatacept
,
Adalimumab
,
Tocilizumab
,
Golimumab
Keyword:
Etanercept
,
Adalimumab
,
Abatacept
,
Infliximab
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Biological Products
,
Infection
,
Tocilizumab
,
Golimumab
pp.607-613
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181571
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・RAで使用する生物学的製剤には、現在、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬(adalimumab、etanercept、golimumab、infliximab)、IL-6阻害薬(tocilizumab)、T細胞活性化阻害薬(abatacept)がある。・非生物学的疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)でコントロール不可能な難治性RAに対しても有効性が期待でき、早期RAでは寛解も夢ではない。・主にmethotrexate(MTX)との併用で関節破壊が抑制され日常生活動作(ADL)の低下を防止できる。・アミロイドーシスや心血管病変などの改善も期待される。・副作用として感染症が重要であり、導入前のワクチン接種や感染症のスクリーニング、導入後のきめ細かな管理が望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012