特集 感染症診療における迅速検査を知る
感染症診療に用いられる検査技術とその原理 次世代型全自動多項目遺伝子増幅検査
村田 美香
1
,
小佐井 康介
,
栁原 克紀
1長崎大学病院 検査部
キーワード:
PCR法
,
感染
,
自動分析
,
マイクロアレイ解析
Keyword:
Autoanalysis
,
Polymerase Chain Reaction
,
Infections
,
Microarray Analysis
pp.1417-1420
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023012724
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▼様々な全自動遺伝子検査システムが開発されており,操作の簡便性から,機器の特性や原理を理解しなくとも検査を行うことができる.また検出感度の高さから,結果が診断に直結しやすい.▼全自動遺伝子検査システムは,検査の工程において「検査プロセス」を担っている.▼得られる結果の質を確保するために検査者は「検査前プロセス(検体採取)」と「検査後プロセス(結果の解釈)」を補完する必要がある.▼検査の過程では常に偽陽性・偽陰性が生じる可能性があることを念頭におき,機器の原理や特性を理解したうえで役立てていくことが重要である.
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