特集 感染症診療における迅速検査を知る
感染症診療に用いられる検査技術とその原理 遺伝子増幅検査
小松 充孝
1
1賛育会病院 小児科
キーワード:
ウイルスDNA
,
ウイルスRNA
,
遺伝子増幅
,
感染
,
自活性塩基配列複製
,
リアルタイムPCR法
,
LAMP法
,
Transcription-Mediated Amplification
Keyword:
Gene Amplification
,
RNA, Viral
,
Infections
,
DNA, Viral
,
Real-Time Polymerase Chain Reaction
,
Self-Sustained Sequence Replication
,
LAMP Assay
pp.1409-1416
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023012723
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▼様々な遺伝子増幅検査法について概説した.▼核酸増幅反応に温度変化が必要な変温性核酸増幅検査にはconventional PCR法とリアルタイムPCR法が含まれる.▼conventional PCR法は安価であるが,増幅を確認するために電気泳動や染色など,やや煩雑な手技が必要である.リアルタイムPCR法は増幅をリアルタイムに確認できるため,迅速に反応を確認することができる.▼等温性核酸増幅検査(LAMP法,TMA法,Smart Amp法,NEAR法など)は核酸増幅反応に温度変化を必要とせず,新規に発見された酵素などを活用し新たな測定法が開発されている.
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