特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく急性期治療 血漿交換
伊藤 秀一
1
1横浜市立大学 大学院医学研究科発生成育小児医療学
キーワード:
Cytokines
,
IgG
,
血漿交換
,
川崎病
,
薬物抵抗性
,
診療ガイドライン
,
静脈内注入
Keyword:
Drug Resistance
,
Infusions, Intravenous
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Immunoglobulin G
,
Cytokines
,
Practice Guidelines as Topic
,
Plasma Exchange
pp.1181-1186
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337211
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●血漿交換療法(PE)は免疫グロブリンあるいはインフリキシマブに不応の川崎病に用いられる「最後の砦」的位置づけの治療である。●血漿中からTNF-αなどの炎症性サイトカインを直接除去するが、解熱までには3日以上かかるため、進行しはじめた冠動脈病変は抑制できないこともある。●PEは侵襲的治療であり、本療法に精通した施設で行うべきである。
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