特集 川崎病の今
急性期の治療 急性期治療のポイント
三浦 大
1
1東京都立小児総合医療センター 循環器科
キーワード:
Aspirin
,
IgG
,
多剤併用療法
,
川崎病
,
薬物抵抗性
,
アルゴリズム
,
静脈内注入
Keyword:
Aspirin
,
Drug Therapy, Combination
,
Drug Resistance
,
Infusions, Intravenous
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Immunoglobulin G
,
Algorithms
pp.83-86
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135328
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)不全型を含め川崎病の標準治療は、免疫グロブリン静注(IVIG)一括投与とアスピリン経口投与である。(2)無熱時にはアスピリンのみでよいが、微熱や炎症反応が持続する場合、IVIGを検討する。(3)IVIG不応予測スコア高リスク例には、プレドニゾロンあるいはシクロスポリン併用が推奨される。(4)IVIG不応例は投与終了後24~36時間で判定し、IVIG再投与などの追加治療を行う。(5)ステロイド、シクロスポリンのほか、インフリキシマブ、ウリナスタチン、血漿交換も追加治療の選択肢である。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.