特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく心臓血管後遺症の診療 「心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン」改訂のポイント
深澤 隆治
1
1日本医科大学 小児科
キーワード:
冠動脈疾患
,
川崎病
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
,
後遺症
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Severity of Illness Index
,
Coronary Disease
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1187-1193
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337212
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●川崎病遠隔期治療のポイントは、(1)冠動脈瘤内の血栓形成を予防し、急性心筋梗塞や突然死などの心事故発生を防ぐこと。(2)冠動脈病変部位の継続する血管リモデリングからもたらされる狭窄性病変による心筋虚血の早期発見と治療、(3)持続する血管内皮細胞機能障害による動脈硬化促進の可能性に対する冠危険因子排除の生活習慣指導があげられる。●川崎病冠動脈病変の重症度分類に応じた経過観察・検査・治療を参考に、遠隔期の管理を行うことが大切である。
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