特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく急性期治療 シクロスポリンA
鈴木 啓之
1
,
末永 智浩
,
垣本 信幸
1和歌山県立医科大学 小児科
キーワード:
Ciclosporin
,
川崎病
,
診療ガイドライン
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Cyclosporine
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1175-1180
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337210
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●シクロスポリンA(CsA)は、川崎病治療において作用点・機序が明瞭な薬剤である。●川崎病急性期治療ガイドライン(2020年改訂版)において、CsAの経口投与は、(1)IVIG不応予測例に対する1st line治療として初回IVIGとの併用治療、(2)2nd line治療に不応な症例に対する3rd line治療として記載されている。●3rd lineにおけるCsAに不応な症例に対して、IVIG療法は、有力な選択肢の1つである。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.