特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく急性期治療 「急性期治療のガイドライン」改訂のポイント
三浦 大
1
1東京都立小児総合医療センター 循環器科
キーワード:
Aspirin
,
IgG
,
川崎病
,
薬物抵抗性
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
静脈内注入
Keyword:
Aspirin
,
Drug Resistance
,
Infusions, Intravenous
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Immunoglobulin G
,
Algorithms
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1139-1145
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337204
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●不全型を含め川崎病の標準治療は、免疫グロブリン静注(IVIG)一括投与とアスピリン経口投与である。●無熱時にはアスピリンのみでよいが、微熱や炎症反応が持続する場合、IVIGを検討する。●IVIG不応予測スコア高リスク例には、プレドニゾロンあるいはシクロスポリン併用が推奨される。●IVIG不応例は投与終了後24~36時間(原則として開始後48時間)で判定し、IVIG再投与などの追加治療を行う。●ステロイド、シクロスポリンのほか、インフリキシマブ、ウリナスタチン、血漿交換も追加治療の選択肢である。
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