特集 小児の学際的な睡眠医療 基礎から臨床をつなぐ
睡眠医学の基礎研究 小児睡眠医療に役立つ知見 発達期におけるレム睡眠とノンレム睡眠
船戸 弘正
1
1東邦大学 医学部解剖学講座微細形態学分野
キーワード:
小児の発達
,
レム睡眠
,
脳
,
ドーパミン作動性ニューロン
,
脳波
,
ノンレム睡眠
Keyword:
Child Development
,
Brain
,
Sleep, Slow-Wave
,
Sleep, REM
,
Brain Waves
,
Dopaminergic Neurons
pp.1263-1268
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020397679
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●生後2年までは脳の急速な発達が続き、睡眠も急速に変化する。●ノンレム睡眠やレム睡眠時間は発達期に減少する。●夜間に深く長い睡眠を取るようになり、5歳までに昼寝をしなくなる。●睡眠徐波、睡眠紡錘波の変化は大脳皮質-視床回路の成熟と関連する。●発達期の睡眠の意義や分子機構はよくわからないことが多い。
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