特集 オプトジェネティクスを用いた神経機能操作の現在地:光で行動をコントロールする
睡眠覚醒の制御
山中 章弘
1
1名古屋大学環境医学研究所 神経系分野II
キーワード:
ナルコレプシー
,
覚醒
,
神経活動抑制
,
睡眠
,
レム睡眠
,
トランスジェニックマウス
,
Orexins
,
Halorhodopsins
,
光遺伝学
,
ノンレム睡眠
Keyword:
Orexins
,
Arousal
,
Neural Inhibition
,
Mice, Transgenic
,
Narcolepsy
,
Sleep
,
Sleep, REM
,
Halorhodopsins
,
Optogenetics
pp.264-269
発行日 2014年2月22日
Published Date 2014/2/22
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光遺伝学を用いて神経活動操作と行動制御が行われているが,ほとんどはチャネルロドプシン2(ChR2)を用いた活性化である.神経活動の抑制もできるハズなのになぜ活性化ばかりなのだろうか? 光遺伝学を用いて神経活動を抑制するときに問題となる様々な点とその改良点などについて,睡眠覚醒調節に重要な視床下部のオレキシン産生神経細胞における研究を例にして概説する.また,オレキシン神経活動の抑制の結果から明らかになった睡眠覚醒調節のメカニズムについても紹介する.
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