原著
帝王切開術後創部感染におけるリスク因子の検討
北野 佐季
1
,
奥野 健太郎
,
八木 茉莉
,
村上 淳子
,
鈴木 陽介
,
中村 涼
,
高尾 映美子
,
松元 香揚子
,
早田 憲司
1大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター 産科・婦人科
キーワード:
危険因子
,
手術創感染
,
脊椎麻酔
,
帝王切開術
,
白血球計数
,
難産
,
産科麻酔
,
ロジスティックモデル
,
後向き研究
,
緊急手術
Keyword:
Dystocia
,
Leukocyte Count
,
Surgical Wound Infection
,
Retrospective Studies
,
Cesarean Section
,
Logistic Models
,
Risk Factors
,
Anesthesia, Spinal
,
Anesthesia, Obstetrical
pp.468-472
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020201320
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
帝王切開術後にSSIが発生した患者を後方視的に検討しSSIリスク因子を抽出した。帝王切開術を行った1,143例に対して手術時間・緊急性・破水・術後白血球値などの各因子に対してSSIの有無で2群に分け検討した。39例(3.4%)でSSIを発症し破水・緊急・分娩停止では有意差を認め、術後1、5日目の白血球数はSSI発症例で有意に上昇していた。破水・緊急・分娩停止はSSIリスク因子といえ術後白血球数の高い症例は経過をより慎重に観察する必要がある。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.