投稿論文 臨床経験
術後30日以内死亡とフレイルとの関連の検討
木村 友里子
1
,
沼崎 満子
,
野中 明彦
,
田中 健介
,
勝田 友絵
1公立昭和病院 麻酔科
キーワード:
死亡
,
術後合併症
,
性因子
,
転倒・転落
,
ロジスティックモデル
,
ROC曲線
,
後向き研究
,
年齢因子
,
フレイル
Keyword:
Age Factors
,
Accidental Falls
,
ROC Curve
,
Retrospective Studies
,
Sex Factors
,
Logistic Models
,
Frailty
,
Postoperative Complications
,
Death
pp.60-65
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020119931
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当院における過去3年間の術後30日以内死亡症例とフレイルとの関係について後ろ向きに検討した。フレイルを評価する指標として当院の転倒・転落アセスメントスコアを用いた。麻酔科管理10,126症例のうち、術後30日以内死亡は87症例であった。年齢、性別、ASA術前全身状態分類、転倒・転落アセスメントスコアと死亡との関連を検討した。術後30日以内死亡症例で年齢、ASA術前全身状態分類、転倒・転落アセスメントスコアは麻酔科管理症例に比べ有意に高かった。多重ロジスティック回帰分析の結果、ASA術前全身状態分類、転倒・転落アセスメントスコア、年齢、性別で関連があることが示された。
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