特集 変わる婦人科がん薬物治療-免疫チェックポイント阻害薬・PARP阻害薬を中心に-
副作用マネジメント PARP阻害薬
温泉川 真由
1
1がん研究会有明病院 婦人科
キーワード:
骨髄異形成症候群
,
血小板減少症
,
高血圧
,
好中球減少症
,
消化器徴候と症状
,
肺炎
,
白血病-急性骨髄性
,
疲労
,
貧血
,
卵巣腫瘍
,
腫瘍-第二原発
,
腎機能障害
,
Olaparib
,
Poly(ADP-ribose) Polymerase Inhibitors
,
Niraparib
Keyword:
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Hypertension
,
Neutropenia
,
Myelodysplastic Syndromes
,
Poly(ADP-ribose) Polymerase Inhibitors
,
Signs and Symptoms, Digestive
,
Neoplasms, Second Primary
,
Pneumonia
,
Ovarian Neoplasms
,
Fatigue
,
Thrombocytopenia
,
Anemia
,
Renal Insufficiency
,
Olaparib
,
Niraparib
pp.1338-1342
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022027109
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PARP阻害薬は卵巣がん治療にとって重要な薬剤である。近年、進行卵巣がんの初回治療における維持療法、プラチナ感受性再発卵巣がんの維持療法または治療目的でPARP阻害薬が使用可能となった。特に維持療法での使用に際しては長期内服を安全に行うためにも薬剤の有害事象を熟知し、適切な管理を行うスキルを身につけておく必要がある。また、内服薬であるため、患者自身の適切な自己管理を可能にするには、薬剤師・看護師との情報共有、連携、そして、患者教育も重要である。本稿ではわが国で使用可能なPARP阻害薬であるオラパリブとニラパリブを中心におもな有害事象とその対策について概説する。
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