特集 変わる婦人科がん薬物治療-免疫チェックポイント阻害薬・PARP阻害薬を中心に-
婦人科がん治療におけるバイオマーカーと遺伝子パネル検査
坂井 美佳
1
,
竹原 和宏
,
平沢 晃
1岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科臨床遺伝子医療学
キーワード:
腫瘍バイオマーカー
,
生殖器腫瘍-女性
,
BRCA1遺伝子
,
生殖細胞系変異
,
遺伝学的検査
,
オーダーメイド医療
,
BRCA2遺伝子
,
マイクロサテライト不安定性
,
循環腫瘍DNA
,
薬理遺伝学的検査
Keyword:
Genes, BRCA1
,
Pharmacogenomic Testing
,
Genital Neoplasms, Female
,
Genetic Testing
,
Germ-Line Mutation
,
Circulating Tumor DNA
,
Biomarkers, Tumor
,
Genes, BRCA2
,
Microsatellite Instability
,
Precision Medicine
pp.1343-1349
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022027110
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2019年6月の保険収載以降、がん遺伝子パネル検査は日常臨床で実施されている。婦人科がん治療では分子標的治療の導入が進み、がん遺伝子パネル検査やコンパニオン診断薬を含むがんゲノム医療はすでに診療の大きな柱である。今後、全ゲノム解析の日常診療への導入が予想され、がん以外の領域でもゲノム医療の広がりが予想される。ゲノム医療では体細胞あるいは生殖細胞系列バリアントの情報が得られる。ゲノム医療時代の到来を前に、検査結果を適切に解釈し、対応するための知識が求められる。
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