特集 卵巣Up to Date
AMH値による個別化卵巣刺激法
川井 清考
1
,
田島 麻記子
1亀田IVFクリニック幕張 生殖医療科
キーワード:
体外受精
,
排卵誘発
,
Anti-Mullerian Hormone
,
採卵
,
卵巣予備能
Keyword:
Fertilization in Vitro
,
Ovulation Induction
,
Ovarian Reserve
,
Oocyte Retrieval
,
Anti-Mullerian Hormone
pp.965-969
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278884
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調節卵巣刺激では様々な方法が行われているが、標準的プロトコルといわれているGnRHアゴニスト法・アンタゴニスト法でも卵巣予備能や女性年齢により最適なFSH投与量や排卵誘発方法が定まっていないのが実状である。個別化卵巣刺激の目的は出生率の向上とOHSSなどの合併症の軽減である。現在までのところ、卵巣予備能を用いた個別化卵巣刺激が体外受精成績の向上に有効であるエビデンスは乏しく、女性年齢や以前の体外受精成績を踏まえたアルゴリズムの構築に期待される。
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