診療
個別化調節卵巣刺激における子宮内膜症の影響とアンチミュラリアンホルモン(AMH)
矢吹 淳司
1
,
安藤 寿夫
1豊橋市民病院 総合生殖医療センター
キーワード:
生物学的マーカー
,
子宮内膜症
,
排卵誘発
,
不妊症-女性
,
ROC曲線
,
後向き研究
,
治療成績
,
Anti-Mullerian Hormone
Keyword:
Endometriosis
,
Infertility, Female
,
Ovulation Induction
,
ROC Curve
,
Retrospective Studies
,
Biomarkers
,
Treatment Outcome
,
Anti-Mullerian Hormone
pp.95-103
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00535.2017131346
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アンチミュラリアンホルモン(AMH)が個別化調節卵巣刺激(iCOS)による採卵指標の量的質的予測に有効であるかについて、6ヵ月以内のAMH測定済みの連続531採卵周期237例(子宮内膜症群148周期52例、対照群383周期185例)を対象に検討した。その結果、全採卵数・M II卵採卵数はいずれも子宮内膜症群が対照群よりも少なかった。両群とも全採卵数・M II卵採卵数はAMHと正の相関を示していた。今回の検討では、M II卵数は子宮内膜症の有無に大きく影響されることなく、AMHから推測できると考えられたが、子宮内膜症では1.54倍のFSH/HMGを必要とすることが示唆された。
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