総説
2017年日産婦登録データから紐解く本邦のART
福田 淳一郎
1
,
加藤 恵一
1加藤レディスクリニック
キーワード:
排卵誘発
,
不妊症
,
母性年齢
,
妊娠率
,
ファクトデータベース
,
登録
,
生殖補助技術
,
採卵
Keyword:
Infertility
,
Ovulation Induction
,
Maternal Age
,
Registries
,
Databases, Factual
,
Pregnancy Rate
,
Oocyte Retrieval
,
Reproductive Techniques, Assisted
pp.1001-1005
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278888
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日本産科婦人科学会によるARTデータブック2017年版には、治療周期の実数が明示されており、ARTの傾向を詳細に知ることができる。諸外国と比べ患者の年齢層が高いことは指摘されていたが、採卵周期の約半数が40代であった。また、採卵周期の卵巣刺激方法が、年齢層により大きく異なっていることも特徴的である。高年齢がゆえにくり返し採卵に臨まざるを得ない患者に、医師達が効率的な医療を提供しようと試行錯誤する姿が窺える。
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