特集 少子化時代における就労女性の不妊治療
就労女性のためのARTスケジュール(調節卵巣刺激、ICSI)
土信田 雅一
1
,
松林 秀彦
,
竹内 巧
1リプロダクションクリニック東京
キーワード:
排卵誘発
,
就労女性
,
卵巣過剰刺激症候群
,
卵細胞質内精子注入法
,
採卵
,
外来診療
Keyword:
Women, Working
,
Ovulation Induction
,
Ovarian Hyperstimulation Syndrome
,
Ambulatory Care
,
Oocyte Retrieval
,
Sperm Injections, Intracytoplasmic
pp.1477-1482
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022034123
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就労女性が不妊治療を受ける機会は多くなってきたが、1周期5回の通院をすべて公休日でまかなうことは困難である。おもには、(1)採卵日を決めてからランダムスタート法で卵巣刺激を開始する方法、(2)前周期にピルを内服して卵巣刺激開始日を決めてから採卵計画を立てる方法、(3)月経がきた時点で遅延スタート法で卵巣刺激開始日を調整して採卵計画を立てる方法の3通りが有用である。いずれも特に卵巣過剰刺激症候群の回避に留意する必要がある。
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