特集 少子化時代における就労女性の不妊治療
一般不妊治療におけるステップアップと体外受精への切り替えのタイミング
北島 道夫
1
1長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科
キーワード:
人工授精
,
体外受精
,
排卵誘発
,
不妊症-女性
,
卵管疎通性検査
,
就労女性
,
排卵予測
,
卵巣予備能
Keyword:
Women, Working
,
Insemination, Artificial
,
Infertility, Female
,
Fertilization in Vitro
,
Ovulation Induction
,
Fallopian Tube Patency Tests
,
Ovarian Reserve
,
Ovulation Prediction
pp.1483-1488
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022034124
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女性の社会進出が顕著な昨今では、就労を継続しつつ不妊治療を行う女性は少なくない。挙児を望むカップルには、時間的あるいは経済的な負担を少なくしつつ、可能な限り早く妊娠につながる治療を提供することが肝要である。そのためには、適切な検査とそれに基づくエビデンスに根ざした治療方針を決定する必要があるが、就労中の女性では制約も多く、クライアントカップルの個々の状況を鑑みて、過剰な治療を回避し適切な時期に生殖補助医療へ切り替える方針(ステップアップ)を提案する。
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