特集 OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
PMSやPMDDに対する効果の説明は?
小川 真里子
1
,
高松 潔
1東京歯科大学市川総合病院 産婦人科
キーワード:
Estrogens
,
Progestins
,
配合製剤
,
経口避妊剤
,
診療ガイドライン
,
月経前不快気分障害
Keyword:
Drug Combinations
,
Contraceptives, Oral
,
Practice Guidelines as Topic
,
Estrogens
,
Progestins
,
Premenstrual Dysphoric Disorder
pp.685-689
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218429
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PMS/PMDDは月経前に心身の不調をきたす疾患であり、その有症率は高く、ときに女性のQOLに大きく影響するため、適切な対応が必要である。PMS/PMDDの症状は排卵のある月経周期にのみ生じるとされており、排卵を抑制することでOC・LEPによる効果が期待されるが、特にDRSP含有のLEPは海外および日本国内でもその症状を軽減させ得ることが確認されている。実際の診療では、OC・LEPの効果を勘案しつつ、漢方療法、SSRIなども含め治療法を検討し、患者個々の状況などに応じて選択する必要がある。
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