特集 OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
VTEの早期発見および重篤化を防ぐためのアルゴリズム
若槻 明彦
1
1愛知医科大学 産婦人科
キーワード:
Estrogens
,
Progestins
,
配合製剤
,
経口避妊剤
,
病歴聴取
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
早期診断
,
静脈血栓塞栓症
,
チェックリスト
Keyword:
Drug Combinations
,
Contraceptives, Oral
,
Algorithms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Estrogens
,
Medical History Taking
,
Progestins
,
Early Diagnosis
,
Checklist
,
Venous Thromboembolism
pp.739-744
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218438
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
経口避妊薬や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬開始前には、初回処方時問診チェックシートを用いて、投与禁忌に該当しないか否かを判断する。また、静脈血栓塞栓症(VTE)の症状(ACHES)を説明する必要がある。処方後3ヵ月間は原則1ヵ月毎の対面診察が必要である。ACHES症状が出現すればWells Scoreで症状の程度を判定するとともにDダイマーを測定する。Dダイマーが高値であったり、Wells ScoreでVTEの可能性が高い場合、精査が必要となるが、直接、適切な診療科に紹介してもよい。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.