特集 OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
子宮筋腫患者への投与時の説明は?
樋口 毅
1
1弘前大学 大学院保健学研究科看護学領域
キーワード:
Estrogens
,
月経過多
,
月経困難症
,
Progestins
,
子宮筋腫
,
配合製剤
,
経口避妊剤
,
診療ガイドライン
Keyword:
Drug Combinations
,
Leiomyoma
,
Menorrhagia
,
Dysmenorrhea
,
Contraceptives, Oral
,
Practice Guidelines as Topic
,
Estrogens
,
Progestins
pp.713-716
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218434
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
子宮筋腫は生殖可能年齢女性での罹患率が高い疾患であり、症状の有無にかかわらず産婦人科診療で遭遇する機会が高い。子宮筋腫による症状がある場合には原疾患の治療が基本となるが諸事情でOC・LEPを行うことも多いと思われる。子宮筋腫による月経困難症、過多月経にも効果的であること、症例によってはほかの方法の選択もあることも踏まえて治療に臨みたい。OC・LEP使用で子宮筋腫の発生は抑制するというエビデンスはあるものの使用中の子宮筋腫の変化については議論の分かれるものであることも理解しておきたい。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.