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Obstetrics and Gynecology Volume 88, Issue 6 （June 2021）

産科と婦人科 88巻6号（2021年6月発行）

特集 OC･LEPガイドライン2020年度版を読み解く

骨に対する効果の説明は? 高松潔 ¹ , 小川真里子 ¹東京歯科大学市川総合病院産婦人科キーワード： Estrogens , Progestins , 骨粗鬆症 , 骨密度 , 思春期 , 配合製剤 , 経口避妊剤 , リスク , 診療ガイドライン , 骨折-骨粗鬆症性 Keyword: Bone Density , Drug Combinations , Risk , Contraceptives, Oral , Practice Guidelines as Topic , Osteoporosis , Puberty , Estrogens , Progestins , Osteoporotic Fractures pp.691-696

発行日 2021年6月1日 Published Date 2021/6/1

DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218430

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文献概要
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OC･LEPの骨に対する効果の説明として、｢OC･LEPガイドライン2020年度版｣では｢1.成人女性の骨量や骨代謝マーカーに影響を与えない。(C)｣｢2.思春期女性においては、獲得骨量が低下する可能性がある。(C)｣｢3.成人女性の骨折リスクに影響を与えない。(C)｣と修正された。OC･LEPは骨に関連した適用をもたず、思春期女性についてはさらなる検討も必要ではあるものの、現状では少なくとも骨に悪影響を与えることはなく、月経不順や無月経女性ではよい影響があると考えられることから、骨への影響の観点からOC･LEPの使用を躊躇すべきではないと思われる。