特集 OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
連続投与についての説明は?
寺内 公一
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1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
キーワード:
Estrogens
,
Progestins
,
子宮内膜症
,
頭痛
,
投薬計画
,
配合製剤
,
経口避妊剤
,
診療ガイドライン
,
気分障害
,
服薬指導
,
休薬
Keyword:
Mood Disorders
,
Drug Administration Schedule
,
Drug Combinations
,
Headache
,
Contraceptives, Oral
,
Practice Guidelines as Topic
,
Endometriosis
,
Estrogens
,
Progestins
pp.671-674
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218426
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低用量経口避妊薬は、その導入時に社会的な受容度を高める目的で、21日間実薬内服-7日間偽薬内服もしくは休薬をくり返すことによって月経を模倣するように設計された。しかし、休薬期間(もしくは偽薬内服期間)を設けて毎月消退出血を起こさせることに明らかな健康上の利点はなく、むしろこの期間に頭痛や気分変調などを自覚する女性も多い。わが国では2017年に連続投与が低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬に導入されて以来、使用者の希望にあわせた多様な投与方法の受容が進んでいる。
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