特集 OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
何歳まで投与可能か
江頭 活子
1
1九州大学 医学部婦人科学産科学教室
キーワード:
Estrogens
,
タバコ喫煙
,
Progestins
,
血栓症
,
骨密度
,
投薬計画
,
脳虚血
,
配合製剤
,
経口避妊剤
,
閉経
,
片頭痛
,
診療ガイドライン
,
年齢因子
,
リスク評価
Keyword:
Bone Density
,
Drug Administration Schedule
,
Drug Combinations
,
Migraine Disorders
,
Menopause
,
Contraceptives, Oral
,
Brain Ischemia
,
Risk Assessment
,
Practice Guidelines as Topic
,
Tobacco Smoking
,
Estrogens
,
Thrombosis
,
Age Factors
,
Progestins
pp.679-683
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218428
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
WHO、そのほかの適格基準ではOC・LEPは40歳以上の特にリスクのない未閉経女性であれば、投与による利益が危険性を上回るとされている。改訂された「OC・LEPガイドライン」では、「何歳まで投与可能か?」というCQのAnswerで、40歳以上の未閉経者に対して慎重投与という文言はなくなった。40歳以上では血栓リスクをよく検討し、特にリスクがない場合は投与を忌避しなくてもよい。逆にほかのリスク因子が複数あるような場合には代替の治療法を考慮する。50歳以上は禁忌である。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.