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Obstetrics and Gynecology Volume 88, Issue 6 （June 2021）

産科と婦人科 88巻6号（2021年6月発行）

特集 OC･LEPガイドライン2020年度版を読み解く

抗菌薬との併用時の説明は? 伊藤文武 ¹ ¹京都府立医科大学大学院女性生涯医科学キーワード： Estrogens , Penicillins , Rifamycins , Tetracyclines , Progestins , 抗真菌剤 , 多剤併用療法 , 配合製剤 , 経口避妊剤 , 薬物相互作用 , Macrolides , Ritonavir , Nevirapine , Efavirenz , Atazanavir Keyword: Ritonavir , Nevirapine , Drug Therapy, Combination , Drug Interactions , Drug Combinations , Tetracyclines , Atazanavir Sulfate , Rifamycins , Contraceptives, Oral , Antifungal Agents , Macrolides , Penicillins , Estrogens , Progestins , Efavirenz pp.675-678

発行日 2021年6月1日 Published Date 2021/6/1

DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218427

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文献概要
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OC･LEPに含有されるプロゲスチンやエストラジオールは肝臓のミクロソーム代謝酵素によって代謝され、硫酸抱合あるいはグルクロン酸抱合を受け胆汁中に排泄される。相互作用は、肝ミクロソーム代謝酵素の阻害、あるいは誘導によりOC･LEP、併用薬の効果が増強･減弱されることで起こる。抗菌薬･抗真菌薬において一部の薬剤で酵素誘導の報告はあるが、リファマイシン系抗菌薬以外の薬剤ではOCの効果は減弱せず、概ね併用可能である。一方、リファマイシン系薬剤、抗ウイルス薬では注意を要する。