特集 これでわかる 婦人科稀少腫瘍
卵巣腫瘍 非妊娠性絨毛がん
小柳 貴裕
1
,
藤原 寛行
1自治医科大学 産科婦人科学講座
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍-多発性原発
,
鑑別診断
,
卵巣腫瘍
,
絨毛癌-非妊娠性
,
BEP Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Diagnosis, Differential
,
Ovarian Neoplasms
,
Neoplasms, Multiple Primary
,
Choriocarcinoma, Non-gestational
,
BEP Protocol
pp.208-211
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021121882
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卵巣原発非妊娠性絨毛がんは極めてまれであり、妊娠性絨毛がんと比較して化学療法に抵抗性を示す症例が多く予後不良である。純粋型卵巣絨毛がんの場合、形態学的観察のみでは妊娠性か非妊娠性かの鑑別が困難である。short tandem repeat多型解析といった分子遺伝学的検査により、腫瘍細胞の発生由来を明らかにすることで、より正確な診断・適切な治療選択・予後予測につながることが期待される。
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